NMNサプリメントの原料・製造の工程・過程、見極め方

日本国内製造表記の実態は  NMN原料の大本

現在は、若返りに効果が期待できるのでは?との事でNMNサプリメントが人気です。
調べてみると様々なメーカーからサプリが販売されていて選択に迷うほどです。

ここでも前ページに続きNMNサプリメントの詳細、原料や製造工程について記述します。

まず、NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)の原料ですが、製品の大半が
中国製の原料が使用されているのが実態の様です。

中国製が占めている事情は単純というか明確で、醸造所の規模が大きく、
大量に製造できることから、量面とコスト面で非常に有利になっている事情があります。

日本国内でも原料の製造はされていますが、やはり規模とコスト面で
主流は中国製が大半を占めているのが現状の様です。

日本でも原料の醸造はされているのですが、国産原料は原価が高いため、
高級志向のブランドや信頼性を重視する層に向けての供給になっています。

ほか、新興の供給拠点としてインドも市場に参入が見られます。
徐々にシェアが伸びています。

そしてアメリカ・欧州ですが、こちらは主に日本の様にブランド志向というか、
主に自国向けの高価な原料として生成がなされている様です。

国際的に観るとこの様な情勢ですが、全般にはやはり中国産の原料が主流になっています。

中国産の原料が主流でありながら、製造国に日本、と記載があるのは最終的に
仕上げているのが日本になっているからです。これは例を挙げると、小麦粉を使用した
食品にはラベルに「小麦粉・国内製造」の記載が見られますが、原料となっている小麦自体は
外国産、日本の場合はほとんどがアメリカ、カナダ、オーストラリアの3国が主流になっています。

NMN原料も、仕上げは国内であっても原料は大半が中国産であるのが実態の様です。

中国で醸造された原料が国内に輸入され、
各製造工場で製品化される工程が主流になっています。

主流ではないものの、原料から製造まで国産で完結している製品ももちろん少数ながら
製造されています。ただ、原料をさらに詳細に見極めて基礎原料(前駆体)まで解明すると、
NMNの原料はニコチンアミド(ビタミンB3)などの原料から成っており、この様な前駆体は
海外の巨大なプラント(主に中国やインド、ドイツなど)で生産された物が利用されている
ケースが多いので完全な国産は稀になります。

NMNの醸造工程 酵母発酵方法と化学合成方法

製造工程・過程を詳しく観てみます。

NMNの生成には大きく分けると2つの醸造工程があり、酵母発酵方法と化学合成方法が
あります。(他にもう一点、酵素方法と呼ばれる方法がありますがこれはまた別に記述します)

まず酵母発酵法ですが、これはビールや味噌を作るのに似ており、主に「糖類(グルコースなど)」
と「ニコチンアミド(ビタミンB3)」、そして酵母の栄養となる窒素源やミネラルが搬入されます。

工程は巨大なタンクの中で、特定の酵素を強化した酵母にこれらの原料を与えます。
すると、酵母の体内で複雑な化学反応が起き、NMNが生成されます。食品工場というよりは、
「高度な醸造所」や「バイオ医薬品工場」に近い風景です。

そして化学合成方法ですが、こちらは、レゴブロックを組み立てるように、分子と分子を
結合させてNMNを作り出す方法です。

搬入されるものは「リボーステトラアセテート(糖の誘導体)」や「ニコチンアミド」
といった、化学的に精製された粉末や液体です。工程ではこれらを溶媒の中で反応させ、
触媒(反応を助ける物質)を加えてNMNの形に組み上げます。現場のイメージとしてこちらは
完全に「化学プラント」です。白衣を着た技術者が、フラスコや精密な反応機を操作して製造します。

NMN原料は主にこの2つの工程のどちらかを経て生成されています。仮に、詳細説明に
「天然由来」という言葉が記載されていてもそれは何か「野菜から抽出した」という意味では
無く、「微生物(天然の力)を利用して作った」あるいは「植物由来の糖を原料にした」と
いう意味で使われていることが一般的です。ブロッコリーに豊富、という情報がよく観られる
ので野菜から抽出していると想像されがちかと思いますが、実態はこの様に発酵や化学反応に
よって生成されています。

原料は主にこの2つの製法のどちらかで生成されているのですが、化学合成方法は
その過程において副生成分が発生する様で、発酵方法による工程の方が純度が高い、
安全性が高いとされています。

NMNは、食事の後体内で自然に生成される体内物質とされますが、食品にも含まれています。

含まれているとされる代表的な食品は、ブロッコリー、枝豆、アボガド、トマト、
きゅうり、牛肉(少量)、こうした食材です。ただし含有量は非常に微量とされますので、
効果的な量を摂取するにはやはりサプリメント利用が有効になります。

生成された原料はその後輸出され、国内の大手原料調達会社からそれぞれの製造会社、
OEM会社へと搬入され、製造、そして消費者へ、大まかにはそういった経緯になります。                         

NMN原料の実態・要点

要点をまとめてみます。

NMNサプリメントの原料は現在、中国製が大半を占めており、そちらで醸造された
原料が国内に輸入され、製造は国内で行われている。原料醸造工程は主に2種あり、
酵母発酵法と化学合成法、酵母発酵法は不純物が比較的少ない。化学合成法は不純物が
発生しやすく、醸造過程で残った溶剤、重金属、微生物などを除去する必要性が生じるので
品質差が出やすく、現在はこの工程は減少傾向にあり、今後は酵素法が主流になると思われる。

基本的な工程・過程は、原料から→発酵液の回収→不純物の除去→濃縮→結晶化→乾燥(粉末化)、
これらを経て製造、不純物とは、未反応物、ニコチンアミド、副生成物、これらをどこまで除去
できるかで品質が決まる。

日本のトップクラスのNMNサプリ製造技術は世界的に観ても非常に高く評価されています。
しかし、多くの販売メーカーが参入している中で、成分そのものが含まれていなかったり、
生体には観られない成分が含まれていた製品の報告もあります。
(一般社団法人プロダクティブ・エイジング研究機構での分析結果)

自社のサイトで高純度・高品質を謳うことは可能ですが、それらは第三者機関、
社外の専門検査機構によって確認された純度・品質なのか?

次のページではNMNサプリのサイトによく観られるGMP認定工場の表記や第三者機関に
よる純度試験結果、分析報告書に関して記述してみます。