NMNサプリの選び方|安心できる品質の見極め方や          GMP認証の実態を詳細解説

近年、次世代のエイジングケア成分として注目を集める
「NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)」。
しかし、市場には安価な粗悪品から高価な高品質モデルまで溢れており、
「何を基準に選べば良いのか分からない」という声も少なくありません。

本記事では、食の安全やサプリメントの製造工程に精通する専門者の視点から、
本当に信頼できるNMNサプリを見極めるための「7つの重要ポイント」を詳しく
解説します。

1. NMNは「β型」であるかが生命線

NMNには、分子構造の違いにより「α(アルファ)型」と「β(ベータ)型」の
2種類が存在します。

  • β型(ベータ型): 私たちの体内でも生成される、有用性が確認されている型です。
  • α型(アルファ型): 人体には存在せず、期待される働きは確認されていません。

サプリメントを選ぶ際は、必ず「β型NMN」が明記されている製品を選んで下さい。

なかには、検査の結果成分が含まれていなかった、という粗悪品がある中で、成分は
含んでいるもののβ型ではなくα型を含んでいた、との精査結果も例があるようです。
成分はβ型である点をきちんと証明・公表している製品を選ぶようにしてください。

2. 次世代の主流「酵素法」による生成

NMNの生成方法には、大きく分けて「酵母発酵方法」「化学合成方法」「酵素方法」
があります。現在、安全性の観点から主流になりつつあるのが酵素法です。

  • 酵素法のメカニズム: 人間の体内で起こる反応を再現した生成方法。酵母などを利用し、
    自然な形でNMNを合成します。
  • メリット: 不純物が混じりにくく、β型へと生成されるのが特徴です。

製造期間がより短縮され、今後の主流は酵素方による生成が予測されます。
長期的に摂取するサプリメントとして、この「酵素法」を採用している製品は一つの
信頼基準となります。

他の生成方法が不良という訳ではありません。
NMNサプリは製造の工程・過程、不純物の除去が非常に重要になります。

酵素法は人体内での反応を模倣した手法なのでより安全性が高いと認識されています。

3. 「GMP認証」の有無と日本での実態

パッケージでよく見かける「GMP認証」。これは「Good Manufacturing Practice
(適正製造規範)」の略で、原料の受け入れから出荷まで、製品が安全に作られ、一定の品質が
保たれていることを示す国際的な規格です。国際的な規格とはいえ、以下の点は把握しておきたい
ところです。

日本におけるGMP認証の仕組み

実は、GMPは国ごとに運用が異なります。

・日本の場合: 厚生労働省のガイドラインに基づき、「日本健康食品規格協会(JIHFS)」や
「日本健康栄養食品協会(日健栄協)」といった民間の第三者機関が審査・認証を行います。

・信頼の証: 医薬品とは異なり、サプリメントへのGMP導入は強制ではありません。だからこそ、
あえて認証を取得している工場で製造していることは、メーカーの「品質に対する誠実さ」の
証明とも言えます。

サプリメント製造工場ではこのGMP認証はよく見られますが、上記のように国毎に運用が
異なる点を考えると、実態がなかなか掴めない様に感じます。導入は強制ではありませんが、
製造工場としてはこの認証は消費者への誠実性として必須であると私は考えます。
著名な販売会社のほとんどはこの認証を備えているはずです。

4. 科学的根拠:NMR(核磁気共鳴)による分析

成分の真正を証明するために、近年重視されているのがNMR(核磁気共鳴)検査です。

NMR(核磁気共鳴)とは?

強力な磁場を利用して分子の構造を原子レベルで解析する技術です。いわば「成分の指紋」を
確認するような検査であり、対象が間違いなく「β型NMN」であること、そしてその純度を
極めて正確に特定できます。

単に「純度99%」と謳うだけでなく、このNMR検査を実施していることを
公表している製品は、非常に透明性が高いと言えます。

5. 第三者機関による「分析証明書」の公開

メーカー自社の検査だけでなく、日本食品分析センターなどの外部の第三者機関へ検査を
依頼し、その結果(分析証明書)を公開しているかどうかも重要です。
これも非常に重視したい要点です。

  • チェック項目: NMNの含有量が表示通りか、重金属や細菌などの有害物質が
    含まれていないかを確認します。
  • 透明性: 消費者がいつでも証明書を確認できる状態
    (自社サイトにて外部機関による製品の証明書を公開している事。)

6. 「ロット毎」の検査が行われているか

この点も重要で、サプリメントの品質を維持するために不可欠なのが、ロット管理と検査です。

ロット(Lot)とは?

単純には「同じ条件・同じ時期に製造された製品のひとかたまり」のことです。

たとえ過去に一度検査をクリアしていても、今回のロットが安全である保証にはなりません。
「製造ロットごとに検査を行い、品質にバラツキがないか」を検査している製品、信頼できる
販売会社はロット毎の検査を明言しているはずです。

7. 「耐酸性カプセル」で腸まで届ける

せっかくの高品質なNMNも、体内で吸収されなければ意味がありません。
NMNは胃酸に弱いという性質があるため、耐酸性カプセルを採用しているかを確認しましょう。
この点もトップメーカーは人体内での動きまで考慮しています。

  • 胃で溶けず、腸で溶ける: 胃酸の影響を受けずに腸まで到達することで、NMNを効率よく
    体内に吸収させることが可能になります。

中には、パウダー状の形態でNMNを摂取するタイプもある様です。厳格な品質管理、
高品質を謳う阿部養菴堂メーカーのNMNにはこのタイプがあります。養菴堂さんの
パウダータイプは「ロングエフェクト(長時間作用)」と呼ばれる効果を解説されて
いるので、カプセルタイプとは異なる人体へのアプローチの様です。

まとめ:安心できるNMNサプリメント選び方のチェックリスト

・「β型」であることが明記されているか?

NMNにはα型とβ型があります。人体にアンチエイジングの効果が期待されているのはβ型です。

・「酵素法」で製造されているか?

この点は必ずしも酵素法でなければならない、という訳でもありません。
NMNサプリメントのパイオニアともされ、ワシントン大学などの研究機関へ原料提供を
行っている企業のミライラボなどは酵母発酵法に多大な研究時間を費やされた様ですが、
現在は酵素法を主流にNMN製造をされている様です。今後の主流になると見込まれる事、
そしてβ型の生成に至る点が安全視されています。

・国内の「GMP認証工場」で製造されているか?

一般社団法人日本健康食品規格協会(JIHFS)、
公益財団法人日本健康・栄養食品協会(日健栄協/ JHNFA)などによる
消費者への誠実・安心性としてこの「GMP認証」を掲げているかも確認してください。


NMNは湿気・熱で分解(ニコチンアミド等へ)されてしまいます。
管理の行き届いた工場で製品の純度が守られるにはこの認証は必須ともいえます。

・「NMR検査」で成分が特定されているか?

成分が本物であることの確認・証明です。

「第三者機関」の分析証明書があるか?製品の純度は?

日本食品分析センターなどによる製品の純度証明書。
これは先ほどのGMP認証とは違い、製品の含有量の証明です。
公開どうりの含有量であることの証明書です。自社サイトに掲載されているでしょうか。

・「ロット毎」に検査を徹底しているか?

メーカーの中には初期ロットのみ検査、あとは無精査の製品もあるようです。
信頼のメーカーはロット毎の検査を公表しています。

・「耐酸性カプセル」を採用しているか?

この点については胃酸に弱いNMNを腸まで届ける工夫とされます。
中にはパウダータイプのNMNサプリも観られます。(阿部養菴堂)

これらの条件をすべて満たす製品は、市場でも限られています。
ほぼ無いとも言えるでしょう。

しかし、安心できるサプリメントを選択することは可能です。
「科学的な裏付け」と「製造工程の透明性」を軸に、上記の要点を
重視しながら納得のいく製品を選択してみてください。

次のページではこれまでの要点を総括し、
厳選のメーカー、安心して摂取できるNMNサプリメントを記述して観ます。